Facebook Instagram
Facebook Instagram
お知らせ
NEWS & TOPICS

修道学園 創始300周年記念行事 「建築は未来への手紙」 ―― 建築家・三分一博志氏 特別授業 開催 ――

2025.11.17

2025年12月3日(水)、修道中学校・修道高等学校(広島市中区)において、建築家・三分一博志(さんぶいち ひろし)先生をお招きし、4学年の生徒を対象に特別授業を実施します。
本授業は、修道学園創始300周年を記念する特別行事の一環として行われるもので、「風・水・太陽」という三つの自然要素を通して、人と自然との関係、そして未来の学びの在り方を生徒とともに見つめ直すことを目的としています。
三分一先生は、瀬戸内・広島を拠点に世界で活躍される建築家であり、犬島精錬所美術館、直島ホール、六甲枝垂れ、三輪窯など、自然と調和する作品で知られています。その建築は、風や太陽、水の流れなどのエネルギーを読み解くことで、地域に根ざした新たな空間を創出するもので、地球環境先進国の北欧において「現代におけるグリーンアーキテクトの第一人者」と高く評価されています。

<画像1>書籍寄贈による“学びの種まき”

特別授業に先立ち、三分一先生からは、修道学園にご自身の著書を寄贈いただきました。寄贈書籍は、探究の授業で閲覧する形で活用されており、生徒たちは先生の建築哲学や制作プロセスに事前に触れる機会を得ています。「風・水・太陽と建築」というタイトルに込められた意味を、授業前から自らの探究の中で考察できる貴重な機会となりました。
学園300年の節目に「これからの学びのかたち」を問う
修道中学校・修道高等学校では、探究学習を軸に「社会と繫がる“生きた学び”」を重視しており、今回の特別授業はその理念と深く響き合う取り組みです。創立300年という節目の年にあたり、三分一先生との出会いを通して、生徒たちは「これからの学びのかたち」を自らの手で描き出すことを目指します。

 開催概要 

日 時:2025年12月3日(水) 第5・6時限
会 場:修道中学校・修道高等学校(広島市中区南千田西町)
講 師:建築家 三分一 博志 氏
対 象:修道高等学校 4学年(全生徒)


【参考】
三分一博志(さんぶいち・ひろし)
故郷 瀬戸内・広島を拠点に、建築が地球の一部となることをテーマとし、自然のエネルギーを建築に取り入れ、人と環境が共に生きる空間を創出する活動で知られる。
三分一は、「三輪窯」(山口)のDetail Prize (ドイツ)の受賞講演「BAU 2005」で、『建築は地球のディテールである。』と提唱している。
2010年瀬戸内国際芸術祭の設立時から参加し、「犬島精錬所美術館」(岡山)は、日本建築学会賞と日本建築大賞を史上初の同時受賞。
「直島ホール」(香川)では、2度目の日本建築学会賞と国内の公共建築では初となる Wallpaper*Design Award大賞(イギリス)を受賞。その他代表作に、「おりづるタワー」(広島)、「Wood Egg お好み焼き館」(広島)。世界遺産宮島の「宮島弥山展望台」(広島)からの眺望は、2015 年ミシュラングリーンガイド(フランス)の三つ星に格上げされる。その活動は建築だけでなく、2017年には日本・デンマーク外交関係樹立150周年・親善大使として Cisternerne美術館(デンマーク)
にて「三分一博志建築展 ”水”」などの国際文化交流にも取り組み、2018 年には「The Daylight Award」(スイス)を受賞するなど国際的に評価も高い。

<画像2>
クレジット ©︎Sambuichi Architects
作品名 宮島弥山展望休憩所
注意書き ※この写真は特別な許可をとって撮影したものであり、現在の状況とは異なります。

BACK TO LIST  BACK TO HOME